石臼挽き 考察その2
石臼挽き 考察その2
一人で玄そばを少づつ手で挽いていく、、、臼と一体になる・・・無心。
改めて考えると上手に粉になるものだなぁーと思いながら、気がつけば手挽きの回転が早くなっていたりします、毎分20回転とすれば、三秒で一回転はかなりゆっくり回すことになります。
製粉途中の下臼を見ると内側はまだ粗く、外側にいくほど細かくなって製粉されます。
上臼をひっくり返すとこうなってます、そばの実が臼の内部に入ってくる穴があります。
上下の臼の溝の交差によって挽かれるわけですが、単純ではないのがこの切り込み面は角度がついているという事。下臼は山型になって上臼はそれを受ける形になっており、さらに上下の臼が接触している部分は外側の少しの部分だけという構造になっています。この構造によって石臼で製粉ができるわけなのですが、精密な製造技術が必要でしょう。
詳しくは作られた
山口石材店さんでご覧ください。
この石臼もお返しする日となりましたが、山口さんの御好意で次に貸し出す方に送るまで、もうしばらく置いておけることになりました。もう少し手挽きをさせてもらいます。
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